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柴田罫線とは

柴田罫線理論(しばたけいせんりろん)とは、昭和の大物相場師である柴田秋豊先生(しばたしゅうほう)が相場で勝つためのチャート理論を、延べ5000年にも及ぶ手書きのチャート(罫線図)を研究し築き上げた、究極のテクニカル分析法をいいます。

株式相場や商品相場でコンスタントに資産を運用し続けることができる、相場分析法です。

「鈎足売買法網羅大辞典(かぎあしばいばいほうもうらだいじてん)」から「柴田罫線理論とは」の文章を抜粋し、下記に掲載しますので、まずはその考え方をしっかり理解してください。

─ 柴田罫線理論とは ─

株式、あるいは商品先物の価格は常に変動し、ときには何倍にも上昇したり、半分になったりする。 世の人々は、いかにしたら未来の株価、あるいは商品価格を推測できるかを考え続けてきたのである。

その結果、株式ならばその会社の業績、成長性が株価を決定し、商品ならば将来の国際情勢や天候のシミュレーションからの推定など、様々な情報をもとに価格が決定されているといわれてきたのである。

ここでそのことを否定するつもりは全くない。しかし、個人投資家がそれらの情報を元に相場でコンスタントに資産を運用することができるかと問われれば、それは不可能だと断言できるのである。
過去最高益が何期にも渡って続いていても株価は下落し続け、赤字幅が拡大しても株価が上昇することもあるし、戦争が起こる直前まで上昇していた金の価格が、戦争が起きて暴落することも現実にはよくあるのだ。

では、いったい何が価格を決定しているのか――。
柴田秋豊先生が結論として得た答えは「一人一人の投資家が価格を決定している」だったのである。つまり、相場は常に買いたい人と売りたい人の合意の元で価格が決定されるのであり、買いたい人、売りたい人の力関係の変化によって、昨日より価格が上昇したり下落したりするのである。

柴田秋豊先生はさらに、次のように考えたのである。

様々な情報、うわさは、何が正しくて何が嘘なのかを判断できるのはずっと後のことである。ときとしてその情報が正しかったのかどうかの結論が出ないことさえあるが、取引された株価や、商品の価格はその後何十年経とうが変わりようのない不変的なものである。その価格の変動を表した罫線図(チャート)は相場をとりまく様々な情報、データの中で投資家にとって唯一信頼できるのであると断言できる。

「柴田罫線理論」とは、未来を占うものでも決定づけるものでもない。「柴田罫線理論」とは、過去から現在に至る、取引されているこの瞬間までの価格の動き、流れを分析する方法なのである。


誰かが買えば価格は上昇し、売れば下落する。相場はありとあらゆる人が小さな情報から大きな情報まで、あらゆる情報を分析し、極限の中で売買を繰り返す戦場である。その中で、売りの力が買いの力を負かし下落する。その下落したばかりの瞬間、あるいは買いの力が果てた瞬間をとらえるのが「柴田罫線理論によるテクニカル分析法」なのである。

もう一度繰り返す。「柴田罫線理論」とは全ての取引の売買された日時と価格が軌跡として残る、絶対に変わることのないチャートだけを信頼し、現在の売り買いの力の関係はどうか、売りの力が強く押し続けてどれぐらい経つのか、売り買い拮抗しているとかを理論に基づいて分析し、流れが変化したところを素早くとらえ、新しい流れに乗る投資法なのである。
さらに、その流れがどのぐらい続くとか、止まりそうだとか、投資した後にも継続的に観測し、流れに逆わずにそのときの状況で判断が変化しつづける投資法でもあるのだ。

「柴田罫線理論」は、他人のふんどしで相撲をとる方法であり、コバンザメみたいなものである。決してサメにはなりえないものでもある。自分でファンダメンタルズを解析し、相場をつくっていくことができる程の資金を持っている投資家(サメ)が行う投資ではなく、それら投資家が秘密裏で買い付ける状況をチャートから読み取り、ついていく(コバンザメ)投資法なのである。

「柴田罫線理論」を活用している個人投資家がリスクの程度を選ぶことができ、資産を運用できる理由だ。

「鈎足売買法網羅大辞典」より

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