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棒足(順張り)

棒足順張之巻には、現在広く普及しているローソク足(段足等を含む)チャート図を利用して、売サイン、買サインの出現を見極める手法がまとめてあります。ローソク足1本1本にはこだわらず、チャート図全体からみてとれる連続したローソク足群(形)を判別して売買サインをとらえるのが特徴です。

この中には、その形から48通りに分類した棒足順張48法則(サイン)が収められています。棒足とは、現在でいうローソク足、段足等をいい、その売買サインの出現判定は、分足、日足、週足、月足…とありとあらゆるチャートで有効といえます。

最高値から多少下がってから売サインが現れ、最安値からある程度上げてから買サインが現われる。小巾に関知せず大巾を狙う場合に適するサイン (法則)といえましょう。その信頼性は高く、「柴田罫線理論」の基本ともいえるます。

一見、敷居が高く感じてしまう棒足順張之巻ですが、「トレンドライン」を学ぶことによって、ごく自然にその考え方を身に付けることができます。これをマスターすれば、棒足順張之巻の考え方のほとんどを理解したといっても過言ではありません。

① 順張りとは 
相場が上がるなかで買い、相場が下がるなかで売る投資法のこと。
相場が上昇し始めたところ(買い転換)で買い出動するのがポイントになります。上昇トレンドに乗ると利益を大きく取ることができます。しかし、投資のタイミングを間違えると高値掴みになりかねません。ストップロス(損切り)をきちんと定めて、リスク管理していれば損失は最小限に抑える事が出来ます。
   
② 柴田罫線理論の順張り 
柴田罫線理論では、「棒足順張りの48法則」と「鈎足売買法4法則」の順張りによる投資法があります。いずれも売りの力が買いを上回った時、あるいは買いの力が売りを上回った時に出現する売買サインに従っておこなう投資法です。
柴田秋豊氏は「天底と転換罫線型網羅大辞典」で、「著者創見の法則に限らず、罫線の法則は総て、その現れた位置によって、動きが逆になるのが原則である。本書の順張り法則は、位置の誤りを補足する為に、基道(トレンド)、保ち合い、三角、円型、その他あらゆる斜線の、上値斜線を陽線で切った所が買い。下値斜線を陰線で切った所が売り。を原則としているもので、陽線で上に切る場合は、上げの若い間と下げの老境、陰線で下に切る位置は、下げの若い場合と上げの老境であるから。位置の条件をも或程度織り込んだ法則である。」「本書で解説する順張り48法則は、その方向へ進む勢いが衰えて、転換が決定的なときに現れるものである。したがって取得値幅を縮める可能性はあるが安全第一が趣旨であるから第一巻で述べることにした。」と記述しています。
 
   
③ 順張り48法則で総合的に判断 
また、「天底と転換罫線型網羅大辞典(第一巻の順張り法則)は、途中から読むのでは観測に誤りを生ずることなしとは断じ難い。是非一応順序に従って、洩れなく読み、各48法則とその蔵する真意を、完全に覚えてから、次に進むことにして貰いたい。始めから抜き読みをすることは、覚えにくい誤りでなく、誤測を生ずる因となる事を、お断りして置く。」、「順張り48法則は、単に個々の法則のみに頼って実践に望むことは、相当の危険を伴うものであることを注意しておく。要は法則出現の位置すなわち老若、既往の姿、相撃、押し戻り、売りと買い法則の多寡、特に適用禁止の三条項等、本文に詳解する数々の事項を斟酌しての操縦でなければ完璧は期しがたい。」と記述しています。 
 

1.基道斜線法 第 1~7図 いき・いあ・いん・いゑ・いし・いゆ・いる型法則
2.相場の老若 第8図 いゐ型法則
3.段上げ・段下げ法 第9~18図 いい・いろ・いは・いに・いよ・いた・いれ・いす・いか・いら型法則
4.三像、椀、円形型 第19~33図 いえ・いこ・いひ・いふ・いみ・いけ・いつ・いや・いめ・いぬ・いま・いせ・いわ・いう・いそ型法則
5.保ち合い・その他 第34~47図 いも・いち・いね・いな・いて・いの・いさ・いへ・いほ・いむ・いを・いお・いと・いり型法則
6.関門観測法 第48図 いく型法則
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